【仕事と運動】トレーニングが仕事に与える影響について
皆さんは、運動をすることで健康維持に繋がるということを肌感覚的に理解していると思います。運動をすると頭がすっきりするし、趣味で行うスポーツではストレスを軽減できたりします。
実際ライフワークに運動を取り入れることで、『健康』と『仕事』にどんな影響を与えるかということについて今日はまとめてみたいと思います。
あまり専門用語を使っても分かりにくいと思うので、なるべく簡素化して書きます。気軽に読んでみてください。
運動が『健康』にもたらす影響
まず単純な話ですが、運動をしないと一日の消費カロリーが少なくなります。仕事でよく動く人はそうではありませんが、特にデスクワークなどの座っている時間が長い方は意識的に運動をしないと全く動かない生活になりますよね。そうすると、内臓脂肪型の肥満や生活習慣病、メタボリックシンドロームなどになりやすいです。ちなみに日本の死亡割合の6割が生活習慣病とされています。
それだけでなく、運動は血糖値や血圧にも大きく影響します。適度な運動をすることでインスリンの働きが改善され、血糖は膵臓から分泌されるインスリンの働きで筋肉に取り込まれることにより、血糖値が正常の範囲に保たれます。
運動不足を解消するということは、生活習慣病や血糖値の改善にみならず、癌やその他多くの病気の予防になるということが分かっているのです。
運動が『仕事』にもたらす影響
運動することで目が覚めたり、ストレスが軽減したり、気持ちがリラックスするという経験は多くの方がお持ちだと思います。単純な話ですが、頭が重くて気持ちがすっきりしていない状態では、仕事で良いパフォーマンスが出せるはずがありません。運動というのは『身体』だけでなく『脳(頭)』にも良い効果があるのです。
アメリカの高校で取り入れられた0時間体育
有名な話なのでご存知の方もいると思いますが、アメリカのシカゴにあるネーパーヴィル・セントラル高校で取り入れた『0時間体育』という例があります。これは1時間目の授業の前に、生徒たちにランニングの授業を取り入れるというものです。生徒は朝早く登校し、心拍計を腕にはめて、それを見ながら心拍185以上の値を目標に毎日走ります。
するとこの高校の生徒は、世界の約23万人が参加するTIMSS(国際数学・理科教育動向調査)という学力調査にて、数学で世界6位、理科で世界1位という成績を残したそうです。これまでアメリカは理数の強化では他国に大きく成績が劣っていたそうです。
ワークスタイルにフィットネスを
現在、海外ではオフィスにフィットネスの機能が併設されていることが珍しくありません。シェアオフィスやコワーキングスペースにトレーニングスペースやボルダリングがあったりします。日本でもいくつかありますが、まだまだ少ないですね。上述したように、運動することで身体に良いだけでなく、脳にも大きな影響を与えるということが近年でははっきりと分かってきました。これは仕事に取り入れれば生産性の向上に直結することです。
■仕事で行き詰ったとき
■頭が重たいと感じたとき
■座ってる時間が長くなったとき
など、定期的にジョギングやストレッチを入れるように心がけるだけで、仕事のパフォーマンスに大きく影響します。仕事中にするのも良いですが、仕事前に軽く運動をして心身ともにリフレッシュさせてから就業するのも素晴らしいです。仕事終わりに軽く汗を流して帰宅するのも、とても健康維持に貢献します。
近年、働き方改革で大きくワークスタイルに変化が出てきてます。自分のワークスタイルに『運動』を意識的に取り入れてみてはいかがですか?